「就活もあるし、英語勉強するならTOEIC対策しようかな!でもどうやろう…」
「初めてTOEIC受けたら300~400点代だった…やっぱり無理なのかな?」
大学生、高専生、キャリアアップを目指したいそこのあなた、悩んでませんか!?
僕も、21歳の夏までは典型的な英語できない人でした。
大学では毎年TOEICを全員受けさせられるのですが、対策を始める前は400点くらいだったと思います。
「じゃあお前、今のTOEICのスコア何点よ?」
下の画像を見てください。対策を始めてから最初にTOEICを受けた今年の6月のスコアです。
私は21歳にして、3か月の勉強で785点とりました!!
TOEIC対策に割いた時間は150時間程度でした。
一般に「TOEICのスコアを100点上げるのに、200〜500時間かかる」と言われていますが、そんなことないと思います。
現に、僕が150時間で340点あげているのですから!
目次
まずはこれを見て欲しい
具体的な方法を解説する前に、勉強に対する考え方をお伝えします。
実戦を重ねてスコアを伸ばす
TOEICのスコアを伸ばすために必要な能力は、
- ①英語力(単語、文法、速読力、リスニング)
- ②試験慣れ(時間配分、集中力、問題形式把握)
と言われています。
したがって、一般的な勉強法では、単語や長文読解、リスニング力等の基本的な英語力を鍛えてあげながら、スコアを伸ばすという方法を取ります。
しかし、僕が今回行った方法はそれとは異なり、模擬試験を大量に解きまくり、模試慣れをすることでTOEICの試験に特化した能力を伸ばすという方法です。
そして、模擬試験の結果を分析し、得点が取れそうなところを分野別に対策していくのです。
正直なところ、純粋な英語力を鍛えたいという人にはオススメしない方法です。
しかし、私が欲しいのはTOEICのスコアであり、就活を少しでも有利にするためのガクチカである!こんな感じで、試験を解くことを軸にして勉強することで、短期間でスコアを伸ばすことができた訳です。
個別分野は絞って対策する
TOEICの結果は公式認定証(通称アビメ)というリスニング、リーディングのスコアと、各分野の正答率を分析したものが自宅に届きます。
下の画像は前のページに載せたアビメの、各分野の正答率分析のところです。
上がリスニング、下がリーディングについてで、各グラフの上に書いてある数字が僕の正答率、下の▲〇〇は平均の正答率です。(アビメについてはこちらのページが非常に参考になります)
ここで注目して欲しいのは、リスニングとリーディングでの項目別の正答率の違いです。
リスニングでは、基本的に正答率が平均と比べて15前後高くなっています。特に、上から3番目の項目が非常に高くなっています。これは、Part2(短い会話文から正解を選ぶ形式)に絞って対策をしたからです。
一方で、リーディングでは文法は大幅に正答率が高いものの、その他の分野はさほど正答率が高くありません。実のところ、僕は英語長文を読むのが嫌いなんです(読んでいるとイライラします💦)。
なので、長文を解くことに多くの時間を割いてもスコアは伸びないと踏んで、リーディングの個別分野に関してはほぼ「文法」しかやりませんでした!
長文は模擬試験を解く中で、何となくコツをつかんでいったという感じです。
スコアを最短で伸ばすために、点が伸びやすい分野と伸びにくい分野を理解した上で対策を行う。
個別分野は絞って対策をする!これ必須です!
コツは”感覚で解く”
百裂拳のように迫る鬼速リスニング、家で新聞すら読まないのに新聞記事くらいの分量の英文を何種類も読み、問題に答えるリーディング…あなたはそう思っていませんか?
実は、出題される話も大体決まってるんですよ!
リスニングあるある
- 資料を無くしたり提出期限を忘れた社員が怒られない
- 空港ではフライトが遅れる、なくなる
- ツアーガイドは大体ギフトショップでお買い物をするように進めてくる
- とにかくハッピーな世界。ブラックな話は全く出てこない
リーディングあるある
- 2つのメールだと「お客さんのクレーム」→「お店の神対応」がよくある
- 日付の問題は大体上か下に答えがある
- TOEICの文法問題の一部は、5秒で解ける
などなど…
TOEICには似たような問題が何回も出るので、その問題に慣れれば本文の意味が理解できなくても、リスニングではここら辺に、リーディングではここら辺に答えがある!って感覚で分かってきます。
感覚で解けるようになるために、模擬試験形式で訓練するのです!
リスニングのコツは”話の流れ”
リスニングについて説明するための例文を作ってみました。
- エマの好きな食べ物はなんですか?
- エマはこれから何をしようとしていますか?
という問題に対して、本文は
私の名前はエマです。誕生日は6月7日、好きな食べ物はオレンジで、毎日一個ずつ食べます。おとといからハムスターを飼い始めたんですが、世話をしているうちに蕁麻疹が出てきたので、病院に行ったらハムスターアレルギーだということがわかりました。これから、ハムスターのために餌を買いに行きたいと思います。
という内容で、これをネイティヴの方が読み上げるのです。
なんと、好きな食べ物がオレンジであること、ハムスターのために餌を買いに行くことさえ聞き取れれば問題には答えられるのです。オレンジを毎日1個ずつ食べることも、ハムスターアレルギーであることも問題には関係ありません。
これだったら解けそうではないですか?
例文はちょっとふざけた内容でしたが、TOEICでも同じように本文の一部さえ聞き取れれば答えられる問題が多数存在します。まずはこの形式の問題を解けるようにしましょう。
リーディングのコツは”速読”
TOEICのリーディングパートの文はとても長いです。
実は、800点台くらいの実力を持ってないと200問最後まで解ききることができないと言われてます。
僕が785点取った時も最後の5問を全てCにマークしました(TOEIC界ではこれを塗り絵と呼びます)。
さらに去年から新形式になったことで英文の量が増え、小手先のワザを使いにくくなってしまいました。
僕のTOEICスコアの画像を見ていただくと分かると思いますが、リーディングの点数がリスニングと比べるとかなり低いです。
しかし難化したとはいえリーディングの出題内容もよく似ていますし、政治とかの難しい話をしているわけではないので、全部しっかり読めれば答えられるものばかりです。
リーディングでは、英文を早く読む”速読”が最も重要です。そして、出題形式に慣れる必要があります。
結局、公式問題集が最強
要は、TOEICは本番の問題に慣れるのがいちばんの近道です。
「本番の出題形式に慣れろ慣れろって何回も言ってるけど、どういった手順で?」
最初にある程度単語・文法を習得し、あとは公式問題集のみやれば大丈夫です!!
高い教材や怪しいセミナーなどは一切必要ありません。
僕は先走って色々なTOEICの本を買ってしまいましたが
結局使ったのは単語帳一冊・文法書一冊・TOEIC特化の参考書一冊・公式問題集のみです。
では、使った教材と勉強方法について説明していきます。
単語帳はこれだけで十分!
TOEIC界ではかなり有名なこの単語帳。一度でも見たり聞いたことはないでしょうか?
本屋さんでTOEICのコーナーに行くと確実にディスプレイされているはず。
TOEICで何回も満点を取っている方が書いていて、TOEICの頻出単語をまとめた一冊です。
1000単語あるのですが、僕は700個でやめちゃいました。でも、本当に覚えた単語めっちゃでますよ(笑)
暗記が苦手だから、マジできつかった…
単語学習はこの一冊で大丈夫です。
僕みたいな人は途中で飽きてしまうかもしれませんが
少なくとも500単語は日本語→英語、英語→日本語をスラスラできるようにしておくことを勧めます。
これで単語だけの勉強はおしまいなので、なんとか頑張って!
ちなみに、本書では各単語をフレーズで覚えるように推奨されていますが、僕はやりませんでした。
とにかく、何回も単語を見ましょう。頑張れる人は全部覚えてもいいと思います。
初めは単語学習をメインに行います。20日で覚えてしまいましょう。
英文法が苦手な方は…
単語学習と並行して文法の勉強もします。
高校時代にある程度文法をやってた!(仮定法や分詞などがなんとなく分かる)けど少し不安という方はこの本をおすすめします。
もし、文法をサボってた!という方は
など、やさしい本から勉強しましょう。
この本は、高校までの英語で出てきた完了形や不定詞などを、明快に解説してくれます。
文法の時間はいつもぼーっとしてた僕でも、この本はとにかく感覚的にわかりやすく説明しているので楽しく学ぶことができました。
結構な量があるので、読み終えた時にはいくらか忘れてしまうかもしれませんが、文法がなんとなくでも分かるようになっていると思います。
1週間で一気に読んでしまいましょう。
TOEICの文法問題は英検やセンター試験などと比べると、出題される内容がかなり絞られているので、一般的な文法の理解を終えたら、次はTOEICに特化した文法対策に進みます!
TOEIC特化の文法
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 単行本(ソフトカバー) – 2017/6/10
ざっと文法をおさらいしたら、TOEICの文法になれていきましょう!
TOEICの文法問題(Part5)は30問。正答率9割を目標にして解いていきましょう!
この問題集は1000問ありますが、すべて解く必要はありません!
分野別(前置詞、接続詞、動詞など)の解き方を理解して、実践できるレベルまでもっていきましょう!
一日30問という風にノルマを決めてやるのがオススメです!
ゴリ押しの公式問題集
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8 大型本 – 2021/10/15
そして、残りは公式問題集をやりこむだけです!
公式問題集はたくさんありますが、3冊あれば十分です(でも公式問題集は高い…)
その分、吸収しましょう!!!
TOEIC特化の参考書
[新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術
こちらは完全なるテクニック本です。
小手先のテクニックなんて必要ある?…という方もいるかもしれません。
いやいや、スコアが上がるんなら何でもいいんです。藁でも何でもすがればいいんですよ(笑)
かなり使えるテクニックがあるので、スコアが伸び悩んだ時や最後の仕上げにぜひ活用しましょう!
おわりに
いかがでしたか?
基礎力を高めて、なるべく早い段階から公式問題集に移行したいですね。
僕も普通にTOEICの勉強は苦行でしたが、短期間ですませばよかったと後悔しています。
スコアを上げると決めたら、気合い入れてささっと攻略しちゃいましょう!
以上、TOEICのスコアを上げる方法でした。
1日3時間勉強すれば70日程度で200時間。息抜きの日を考慮しても
TOEICは3ヶ月で300点は確実に上がる!!
そう断言できます。
ということで、これから具体的な対策方法について書いていきたいと思います。
ここに書いたことすべてを計画通りにやり通すことは相当な継続する力がある人でないときついです。
僕もこの指針に沿って勉強しましたが、なかなか継続できないでサボったりしちゃいました。
ただ、進むスピードは違えど到着点は同じになるので、これからの自分の計画と照らし合わせて勉強計画を決めてもらえばと思います。
具体的な勉強法については、別の記事で紹介します!
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